判例情報


   
 平成5年(オ)1924号 工事代金請求事件 最高裁判所第三小法廷


  
 請求棄却


 
 広島高等裁判所 平成5年7月20日


 
 請負契約の注文者が瑕疵の修補に代わる損害賠償債権をもって報酬全額の支払との同時履
 行を主張することの可否


 
 請負契約の目的物に瑕疵がある場合には、注文者は、瑕疵の程度や各契約当事者の交渉態
 度等に鑑み、信義則に反すると認められるときを除き、請負人から瑕疵の修補に代わる損害の
 賠償を受けるまでは、報酬全額の支払いを拒むことができ、これについて履行遅滞の責任も負
 わない。


 
 民法1条2項、民法412条、民法533条、民法634条


 
 請負契約において、瑕疵担保責任に基づく損害賠償請求債権と報酬債権とは民法634条2項に
 より同時履行の関係に立ち、瑕疵の程度や各契約当事者の交渉態度等に鑑み、同時履行の
 主張が信義則に反する場合を除き、注文者は、請負人から瑕疵修補に代わる損害賠償を受け
 るまでは請負代金全額の支払いを拒むことができ、履行遅滞による責任も負わない。
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