離婚事件に関する実績

離婚事件では、離婚原因の存在が一番の争点になりますが、当事務所は、膨大な取扱件数から、離婚原因に関する裁判所の近時の動向を把握しており、事前にある程度の判断を下すことができます。

また、離婚原因と並んで、問題になる慰謝料・財産分与についても、多数の取り扱い案件を通じて、家庭裁判所の基本的な考え方を把握しています。

家庭裁判所での離婚調停・訴訟の進め方に関する方針、内部基準も概ね把握しており、効果的な主張と立証に自信があります。

破綻寸前の婚姻関係を復活させたケース

【事案概要】
共働きの夫婦だが、夫が、やや古い考えの持ち主で、家事は女性がやるべきものと考えている。ついに妻の怒りが爆発。妻が弁護士を立てて離婚請求。離婚調停を起こしてきた。

【結果】
夫から相談を受け、復縁の依頼を受けた当事務所は、夫に問題点を指摘。夫も改善を約束したので、相手方代理人を通じて復縁を申し入れた。 当初は相手にされなかったが、何回か協議を重ねるうちに、妻に夫の変化がわかったようで、離婚調停を取り下げ、復縁した。
現在、夫婦は同居し、近いうちに子供が生まれるという報告を受けた。

協議離婚を依頼され、1ヶ月で協議離婚が成立したケース

【事案概要】
共働きで子供がいない夫婦。お互いに仕事が忙しく、夫婦の会話もほとんどない。妻は夫に離婚を要求したが、夫は、自分は何も悪いことはしていないと離婚拒否。

【結果】
妻が、早期の離婚を求めて依頼。事務所に足を運んでもらった夫に、現在の離婚状況と裁判所の実情を説明した。その後、何度か電話でやり取りしたが、夫が、離婚を拒否しても意味がないことを認識し、協議離婚に応じていただいた。

有責配偶者からの離婚請求が認められたケース

【事案概要】
妻子ある夫が他の女性と不倫関係。夫は、子供を連れて別居したのち、離婚を求めて提訴。

【結果】
夫が不貞をした時は、まだ婚姻関係は破綻していなかったが、妻の言動があまりに身勝手だったとして離婚認容。親権も獲得した。 妻の非常識としか言いようがない身勝手さを裁判所に理解していただいた案件。

同居した状態で離婚請求が認められたケース

【事案概要】
夫は妻子と同居中の3人家族。妻のワガママぶりは異常で、子供も母親を嫌っている。夫は別居したいが、妻は家を出ず、夫も、住宅ローンを抱えて他に部屋を借りる余裕はない。同居状態で離婚訴訟提起。

【結果】
現在の家庭裁判所では、「別居なければ破綻なし」という原則があり、同居中の離婚は認められないのが原則。ただ、別居したくても経済的に別居できないこと、妻の言動が異常で、子供も嫌っていることを理解してもらい、最終的に離婚判決が出た。親権も獲得。

妻が鬱になったことを理由として離婚請求が認められたケース

【事案概要】
妻が結婚当初から鬱であったが証拠がない。そのうち、妻の症状がひどくなり、言動に異常が出てきたので実家に帰ったが、自殺未遂などをはかった。妻の父親が「娘が鬱になったのはお前のせいだ」と激怒したケースで、夫から離婚調停を求めた。

【結果】
裁判所に対し、妻が結婚前から鬱であること、夫の献身的な介護を丁寧に説明し、妻の父親も納得してくれて、離婚成立。妻からの慰謝料請求は取り下げられた。